ビジネス英会話

これは使える表現と思ったものを経験から紹介します。

英語で仕事をするとき知っておくと助かる表現(3) make it なんとかします(たぶん)

 今回は少々自信ないのですが「何とかします」「何とかするよ」と言うとき、make it と言っているネイティブが多いように感じました。ところが、ネットで調べても make it だけで何とかしますの意味になることを説明しているものはあまり見つかりません。

  make it. 

 最初、メケットって何だと思って気になっていました。複数の人から連発されていましたので。前後関係から「やってみるよ」というような意味だとは何となくは思っていました。よーく聞いて考えてみて、make it と言っているのだということはしばらくしてわかりました。たぶん I will make it. を省略して短く言っているか、最初の I will つまりI'll が聞き取れないくらい小さく言われて私にはメケットに聞こえていたのだろう思います。
 難しいけれど何とかがんばる、というようなことを言いたいとき、何となく日本語的な連想からは try it と言いたくなりそう。フルな表現では I will try it.   ただ、現地でランチや会議アフターの食事に一緒に行き、よくわからない食べ物が出てきたときこれ何?と聞いて、その説明を現地の人がしてくれたあと、決まって付け加えていたのが try it.  私の頭の中では try it は「まあ食べてみろよ」でした。 主語を自分にして I try it ならさしずめ「食べてみるよ」といったところです。
 そういうわけもあって、私自身は「何とか頑張ってみるよ」と言いたいときは make it を使うようにしていました。通じていたと思います。十分以上に。
 そして、頑張ってできたときの表現は made it.   つまり I made it. です。こちらは実際「できたよ」「やった」などの意味でwebに解説がいろいろあります。You mede it. なら「やったね」 これには「やりやがったな」という意味の解説もあるようですが前後関係で賞賛していることはわかるでしょう。
 会議でお互いに宿題を確認しあったり、打開策を話し合ったり、「何とかやってみる」ということを言いたいときは頻繁にあるはず。 make it を活用してみてはいかがでしょうか。最初にもちょっと言いましたが、今回は少し自信ないので、通じたということをよく雰囲気で感じ取って確認するようにお願いします。



英語で仕事をするとき知っておくと助かる表現(2) Mr, Miss, Dr.

 名前を知らない人、失礼ながら名前を忘れたときなど、呼びかける標準的な表現は Excuse me. でしょう。そうではあるのですが、とっさのときは少し長いし、かしこまりすぎている場合もあると思います。会議の場でずいぶん話しあいをしたあとで、Excuse me,  とやっったら警戒されそうです。道でハンカチか何かを落とした人に気づいてもらうために、たどたどしく Excuse me, と言っているあいだにどんどん歩いていってしまうかもしれません。そのようなときは、Hey, でも大丈夫かもしれません。

 私がオススメだと思うのは、相手が男ならMr 女性ならMiss です。ハンカチの人など、背中に向かって「ミスター、、、」で気づいてくれると思います。歩いている人にExcuse me. では自分のことと思ってくれないかもしれません。ビジネスの場でも Mr. やMiss. は重宝します。
 相手が博士なら、Dr. つまり「ドクター」と呼びかかるのが断然良いと思います。親しい仲ででもです。資格をベースに仕事をしているという自負は特に欧米では強いように感じます。エンジニアにドクターはたくさんいました。
 Twitterで、Missと書かれて私はDr.よと書いた学者のことが物議をかもしたことがありました。それを自分から言うのは生意気!という感じかもしれません。私はそうは思いませんが。
https://www.bbc.com/news/uk-44496876
 逆に考えると博士はぜひそう呼んでほしいもの。苦労して獲得した呼称でしょうし、その人の個性を的確に表現する呼び名でしょう。
 ホテルで宿帳に名前を書くときtitle欄があると思います。Mr、 Miss、Ms、、、選択肢があって、いずれかをチェックするようになっていると思いますが、もし自分が博士ならぜひDr.を選んでみてください。選択肢になければそれら全部に削除の意味で線を引いてDr.と書いてください。サービスがとても良くなるということを聞いたことがあります。朝食に行ったら良い場所に席が確保されていて、お待ちしていましたドクターと言われて椅子をひいてくれるなどしたとか。
 郵便も宛名にDr.とすると丁寧に扱われるとも。私は博士ではないので、ホテルも郵便も自分のこととして実践はしてはいないのですが、経験ある人はいませんか。

英語で仕事をするとき知っておくと助かる表現(1) make sense?

 英語が堪能なわけでもなく、世界を相手に仕事がしたいと希望したわけでもないのに、必要に迫られて国際的な開発プロジェクトをいくつか(いくつも)経験しました。その体験をふまえて、この表現は便利だったと振り返って思うものを今回からいくつか紹介したいと思います。

meke sense?

  技術的な説明を受けている最中に何度もこの表現を聞きました。きっと「わかりましたか」ということだろうと思って、yesと答えていました。もちろん理解不足のときは質問を返しました。
 meke sense?  は、わかりましたかで正解です。 
 この meke sense? はこちらが説明しているときに使う表現としても大変便利だということに、しばらくして気づきました。
 中学、高校で知識としての英語を勉強した身であれば「わかりましたか」を英語で言うと? と聞かれたら、Do you understand? だと答えてしまうかもしれません。もちろん正しいのですが、これはおそらくとてもキツイ表現です。親が子をしかるとき、強盗が相手に「わかったか」と言うようなとき、つまり相当高圧的な状況で使う表現だと思います。初対面で Do you understand? を連発したら、こいつ何者?と思われてしまうかもしれません。
 make sense? は Does it make sense to you?  を省略した表現で、私の説明の仕方でよいでしょうか、くらいの婉曲で謙った感じがあると思います。わかりますか、という日本語が訳として近いでしょう。
 英語ビジネス入門者で、会話を手探りしているようであれば「わかりますか」は何度も言いたくなると思います。話している内容が理解されているか、私の英語で大丈夫だろうか、きっと気になって仕方ないと思います。わかりますかと聞きたい、そしてそれがとっさのときでも make sense? が出るように、Do you understand? と言ってしまわないように、明日は何かしら説明しなければならないことがあるというときには" make sense?" と口に出して練習し準備してはいかがでしょうか。私は、中学、高校でも、make sense? を授業で教えてもよいのでは、と思います。